だからあの時！[ジャンプ・個人ラージヒル]

岡部8位、すごい！よくやった！感涙！
なんで8位をそこまで喜ぶ？と思う人もいるだろうか。

長野(1998)じゃ
ノーマルで船木が銀、ラージで舟木が金、原田が銅、団体でも金取って
日本中を歓喜の渦に巻き込み、日の丸飛行隊などともてはやされたものだった。

アルベールビル(1992)じゃ
ノルディック複合・団体で金。
日の丸を降りながらゴールする荻原健司の勇姿は今でも目に浮かぶ。

どちらの競技も日本勢が圧倒的に不利になるだけのルール改正が行われ
それ以降まったく振るわなくなってしまったのだ。


この改正を言い出したのが誰なのかは知らないが
彼らは今この状況をどう思っていやがるだろうか、と思う。
出る杭をぶちぶち潰せるような恥知らずたちは、これでよかったと笑っているのだろうか。

同時に思うのは
なんで日本の関係者はこんな蛮行に対して見苦しいくらい反対運動とかしなかったんだ！
協会とか国とかが、もっと選手を守ってやらなきゃダメじゃん！
選手の努力だけじゃどうにもなんないことだってあるんだよ！

なんで日本にはそういう政治力が足りないんだろう。
改正されたという情報を知ったとき、私は本当に悔しかった。


スキー板の長さが1cm違えば飛距離が5m違うと言われるジャンプ競技で
身長＋80cmだった制限が長野以降は身長×146％となり、
デカいヤツほど有利になったルール改正。

この状況の中で、身長165cmの岡部が8位に入ったんですよ！
ちなみに金メダルのモルゲンシュテルンは181cmだ。(もちろんうまいらしいが)

長野前からやってる一流選手がこんな目に遭わされて、
よく腐らずにここまで持ち直したよね。すごいよね。君こそ真のスポーツマンだ！


ああでも、こういう不屈の根性とかが好きだから、我々はいけないのかなあ。
実力も努力もしている選手を、
出来る限り公正な条件の中で勝負できるようにすることに尽力してあげるべきなんだよねきっと。

どうしたら協力できるのかなあ。