映画「県庁の星」は星いくつ？（ネタバレあり）

見るよ見るよと各所にふれまわっていた「県庁の星」、
最終のレイトショーになんとかすべりこんできました。

混んでるかもと思いきや、予想を覆すガラガラっぷり。
「陰陽師2」の方が混んでたぞ、大丈夫か？
とちょっぴり不安になりつつも
ロビーで「サカタのタネ」の通販雑誌をうっとりと見つめていると
前の回を見終わって出てきたカップルの男の方がイマイチなどとデカイ声で言いくさった。

コラー！
たとえ両手に満たない数とはいっても楽しみにして待っている人の前で無礼者めが！
女子、さっさと別れろ！そいつ思いやりと想像力に欠ける、将来きっと苦労するよ！

という訳でおもいやりの私はここで一旦切ります。
ちらっとでもネタバレ見たくない方は今回はここでお開きってことで。
たいしたことは書いてないので気にしないでいいし。
じゃドモドモ、おつかれっしたー。またね！

2006年4月1日の桜画像。強風＆雨カウントダウン中（本文とは関係ありません）


さて残ってくださったみなさんありがとう。感想文始めます。
イマイチなんてそんなことないもんプリプリ、と挑むように見ていたわけなのだが
彼がイマイチと言った気分が大変よく分かってしまう結末だった。

監督は正直で冷静な人なんだろう、というのが一番の感想だ。
そりゃ三流スーパーの復興と
金まみれでデブデブな地方の箱物行政の改革を並列には並べられないさ。当然さ。

だけどそんなリアルはニュースで見りゃ十分なのさ。
オレたちゃ夢が見たいんだよ！
2時間程度でいいから、
ウチだってもうちょっとマシになれるんじゃないかと思いたいんだよ！

あの程度の甘っちょろさじゃタヌキどもは倒せない？
ならば倒せるような、
もしくはせめてもうちょい、裏の裏をかいた脚本作ってくれりゃーいいじゃん。

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「知事、それ紙だから燃えるゴミでしょう」
「いけない、なんで廃プラ箱に捨てたりなんか…ん？」
よく見ると提案書に小さく一見プラゴミっぽいマーク、
その下には“裏が使えます、2Fの回収BOXへ”。
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小さくていい、表でも裏でもしてやったり！とガッツポーズで勝ち逃げさせておくれよ。


現行のままでもスーパー編の比重を高めるとか、
それなりにカタルシスを高める方法はあると思うんだよねー。

スーパー編は面白かっただけに残念。
星もねえ、三ツ星が満点なら一個ってとこだなあ。