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緑の桜の満開の下 [いろいろのこと]

去年、初めてその存在を知った時からずっと見てみたかったのです。

緑色の桜として有名な「御衣黄(ギョイコウ)」。
この桜が満開になった姿ってどんなだろう?

桜の中では大分遅くに咲く品種のようで、
去年今年とも染井吉野満開の一週間後、
ちょうど華やかな八重桜満開の頃に新宿御苑を訪れたのだが
どちらの時も御衣黄は、まだちょびっとしか咲いていなかったのだ。

かすかに緑がかったクリーム色に、あざやかな緑の斑が入ったはなびらは
「ミドリの桜」というキャッチーな響きにそぐわぬ、
内気だけど好奇心いっぱい、きらきらした瞳の少女といった印象。

しかしヒキでみると
数が少ない赤茶色した葉っぱの方が目立つくらいで、
華やかなフリルのドレスを着ているほかの桜ちゃんたちの影にどうしても隠れがちなのだ。

見たい。
このこの一番綺麗な姿と、
緑の花が咲いても普通の木にしか見えないんじゃないかという疑念を晴らす真実を!

毎日御苑サイトの開花情報をチェック。
水曜日の発表…4/10、一分咲き
金曜日の発表…4/14、あっという間に満開

翌15日は休み、なんとか雨は降らないという予報。やった、御衣黄が待ってる!

ということで連チャンで新宿御苑にやって参りました。
他の花には脇目もふらず、最短距離をざくざくと進む。と、あれだ!

新宿御苑の御衣黄
当然のごとく写真スポット

分かりやすく人だかりが出来ていた。

うわあこれが満開かぁ…!

新宿御苑の御衣黄
まずはアップで。どうよこのみずみずしいうつくしさ

少し離れてぐるりと回ってみる。

新宿御苑の御衣黄
こんななんだねー

左奥に見える普通の木と見比べるとよく分かる。
同じ緑でも花と葉ではこれだけ見え方が違うんだ。

確かに花と葉とではつき方が違うけれど
遠目で見てもこれほどはっきりと差が出るとは思わなかった。

たとえるならば
花は春色の薄絹をまとうがごとく、とでも言ったところか。

ふんわりと枝に色をさす淡い緑色。

新宿御苑の御衣黄
今日はうつくしさの競演

ああきれいだなー…。

持参したお菓子など食べつつぼんやりと見ていたが
急に日が翳って体が冷えたのでちょっと歩くことにする。

新宿御苑の普賢象?
これはたしか普賢象だったと

新宿御苑の駿河台匂
咲き始めたばかりの駿河台匂、ホントにいいにおい

匂い、と名のつく品種は香りのいい木が多いそう。
咲き始めが一番香りが強いそうでラッキー。
桜らしい匂いがするとサイトにはあったが、
私は桜の甘さよりももっとスッキリたちのぼるような香りだと思ったや。


あっち見てもこっち見ても美しい花・花・花。
ああ春はいいなあ。花がたくさんでいいなあ。
足取りも軽くなるハルノヒでした。

新宿御苑の御衣黄
来年もこよう


そういえばこの日、小泉純一郎首相主催による観桜会があったそうで。
芝生に招待状がぺろっと落ちてたんだけど
偽メールならぬ偽招待状かと思って拾わなかったらニュース見てびっくり!
あれ本物だったのか!拾っときゃよかった!
この日は開苑が10時半からだったんだけど、新宿南口の工事の関係かと思ってたよー。
そういえば変な特設ステージみたいのもあったなあ。
脇目ふって歩くのもやっぱり大事だな!


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