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B'z LIVE-GYM〜MONSTER'S GARAGE [3]オチはいらない&東京まとめ [ライブ・お芝居のこと]

B'z LIVE-GYM 2006
 MONSTER'S GARAGE in 東京ドーム3日目、最終日!

午前中はファンクラブイベントを楽しみ、
お昼は銀座のランチに舌鼓、
午後は足裏マッサージ初体験などしてすっかりいい気分。
そういやメインは夜の東京最終公演だったっけか!て感じだったですよ。

今日は1階スタンドX列目〜、X列目〜。
…と思って歩いていたら、アレ?なんだか一番前まで来てしまった。

なんとちょうどそのブロックはその前には座席がなく、
X列目からのスタートだったのだ!!うわー!!!

というわけで実質1列目、バックネットかぶりつき!の良席!やった!
センターステージへ移動の時 &「RUN」でのウイニング"RUN"の時の2度、
高低差はあるものの目の前を稲葉さんが!目の前を稲葉さんが通過して!きゃーきゃー!

袖に来た時もすごい近くで見られる!
 …予定だったのが、
  ステージからのライトが強すぎて顔まっくろ、というオチ。がっかりだ。

でもその他もろもろの条件がよく、一番集中して楽しめましたねー。
最終日がいちばん、っていうのはやっぱり気分がいいね。終り良ければ、だ!


ではでは次、去年せまい範囲で評判のよかった東京総まとめコーナーいってみよう!
ネタばれ満載&尋常でない長さですが、ついてこいやー!やー!

01.All-OUT ATTACK
02.juice(8/10,13)
  ZERO(8/12)

〜MC〜
B'z MONSTER'S GARAGE repo.
オープニングは赤紫かな?の前ファスナータイプのロングコート着用。ロングコートフェチにはたまりませんよ!
しかし2曲目では前を開けて、3曲目にはもう脱いでいた。ああ…。

「ALL-OUT ATTACK」のエンディングで、後ろ向きだったと思うのだが、腕を左右に大きく開いて立ってる姿がカッコよかった!

今回の「B'zの…」は、「え?ハイ?…あそこに変な人がいる」。
アリーナの通路をアップにすると、ボインな外国人ギャルちゃん(どれも今あまり使わない言葉だが、それがしっくりくるアイコン的なキャラだった)が警備員さんともみあっている。

1・2日めにアップになったのは彼女の上着が脱げてあらわになった、汗びっしりのたわわな胸…でなく、タンクトップに「B'zの LIVE-GYMへようこそ」と書いてある!で、稲葉さんが鼻の下を伸ばしているという小芝居つき。
3日めは警備員さんがひとり増えていて、「どうもすみません」ふうに帽子を取って下げた頭に「B'zの〜」と刈り込んであるというおちゃめだったのだが、稲葉さんの小芝居がいつもと同じで残念。見てなかった?いや奥の彼女だけ見てたということか?

さて2日めはこの後、“余裕綽々!”いいながら、これ一昨日やったっけ?ってハプハプ混乱してしまったのよねー。B'zがまさか2タイプのセットリストを用意してるとは思ってなかったもので。
しかし2曲だけ入れ替え、って一体どういう意味が。どかーんと5〜10曲くらい入れ替えてくれると混乱せずに助かるのですが。

む?最初から2曲めと最後から2曲めの2曲を変えるっていうのになにか深い意図が!?…ないか。


03.ピエロ
04.ネテモサメテモ
05.ゆるぎないものひとつ

〜MC〜

06.恋のサマーセッション
07.MVP
08.BAD COMMUNICATION
09.ultra soul
B'z MONSTER'S GARAGE repo.
MCで、夏らしい曲やっちゃいます!とか言って始めた2曲。
アルバムのアレンジからすでに違和感を感じていたけれど、「恋のサマーセッション」は完全にイロモノ扱いなのでしょうか?

ちょっと大人になった「恋心」といった感じの青臭さがかいらしー曲なのだが、AKIBA●◆みたいな衣装のダンサーがわらわら出てきて赤いチェックのミニスカをひらひら。さらにモー娘。みたいな決めのポーズ。
しかもそのカッコ無理あるし!って方々ばかりで、こりゃ一体どういうプレイなんだと詰め寄りたい気分で…。

エンディングには小芝居も。
稲葉、カッコつけてたらツーで話してた彼女があっちに行ってしまう。
で最後の♪かきこう・しゅー!に合わせて、超芝居っぽいポーズ。あははー!ヘンー!…あーいや違った、私はもうちょっと普通にこの歌を聞きたいのにゃー。

「MVP」はいかにもそれらしく、チアリーダーふうの衣装を着たダンサーが左右に登場。これは楽しくてヨロシかったですよ!
苦手な振り付けも、サイトで見て、稲葉さんの妙に力の入った指導とフリを真剣に見て、最終日にモンスター衣装のおねえさんに指導してもらって、3日目にしてようやく覚えたよ。やった!
この曲のラストで、「サンキューTOKYO!!!」言いながら、やたら斜めになってビジョンに映りこもうとする稲葉氏が印象的でした。なんなんだ。

あ、そういえば今回やたら中継ビジョンの画像がキレイ!だったねえ。カーテンのドレープまでものすごい優雅に映っててね、ライブ風に撮ったPVを家で見てるような錯覚に陥ったよ!
でもそんなに美しくても、毎回同じカット割っていうのはちょっとなあ。あとは肉眼よりビジョン重視な感じの演出やライティングを感じて、それもどうなのかなあと思ったよ。ライブ感っていうものがなあー。


10.雨だれぶるーず

〜MC〜

11.Happy Birthday
12.Brotherhood
13.BLOWIN
B'z MONSTER'S GARAGE repo.
今回ソロが少なかった松本さん、雨だれぶるーずのちょい長めにアレンジしたイントロが見せ場だったですかね。初日は♪てってってー・てってっててー♪なんてフレーズを弾いたりしてた、よね。

稲葉さんはその間にお色直し。身頃を紫系の細かい柄×前立て・衿・カフスを無地で仕立てたシャツ着用。こういう“昭和の香りがする”微妙なトップスをたまに着るけど、誰の趣味なのだろう…。

MCで、「こっから行っちゃお」と言ってステージ中央の階段から、二手に別れてセンターステージへ移動。初日はこのセンターステージが結構近くで見られてよかったんですよ!(自慢)
センターステージではまず、なぜかバンドメンバー込みでアンケートタイム。なんだなんだ、ラジオ番組かここは。
「みなさんがどんなにヒこうと僕はやります」(だっけな?)、初日の微妙な空気の中でたんたんと進めていておっかしかったー。

日に2問がデフォルトで、
1日めは「好きなかき氷のフレーバー」「お風呂に入ってどこから洗うか」、
2日めは「雨男は誰だ」「好きな映画」、
3日めは「炊きたてごはんにあわせるもの」「動物に例えると」。

ヤツめ、自分で答えを持っている質問だけ選んでるな、という感じがしたけど、動物に例えると、で「オカピ」が出てきた時はビックリ!昨日上野動物園で見てきたばっかりなんだよー!耳と目がおっきくて、模様が素敵でかわいかったよー!

で本人が骨格が似ているというオカピを意識して書いた一枚目の似顔絵(コート着てるやつ)は結構うまく書けたような気がするのですがどうですか。肝心のオカピの骨格、ちっとも映ってませんけども。

時に、徳ちゃんとシェーンはナチュラルボケな方なのですか?ちょっと興味です。


14.OCEAN
15.MONSTER
16.衝動
B'z MONSTER'S GARAGE repo.
「MONSTER」の時にステージに現れるモンスター。色も形もおおざっぱに書いたものなので、細かいトコはツッコまないように!イメージだからイメージ。

さて本題、私はモンスターは翼の生えた人間型で、下半身がステージの向こう側にあるのだと思い込んでいたが(左)、3日かけての観察&友人らの証言によると、鳥型を正面から見たもの(右)が正しい造形のようだった。

ええー?モンスターなら足がないと!これじゃ恐竜でしょー?(抵抗)

一番よく見えた1日目は顔もしわくちゃで、なんでこんな般若顔?と思っていたが、これはなんでも膨らみミスだったらしい。そうですか、本当はどんなお顔だったのでしょう。


17.愛のバクダン
18.LOVE PHANTOM
19.SPLASH!

〜MC〜

20.明日また陽が昇るなら

B'z MONSTER'S GARAGE repo.
そういやいつ衣装替えしたんだっけ。
「衝動」の後の特効で上のモンスターが弾けて、たくさんの蝶々になったあたりが流れ的に一番ありそうかな?

今回稲葉さんは髪の毛ふわふわ。
私は「ギリギリchop」あたりのストレート&やや長が好きなのだが、なぜか3日間とも隣になってしまった公演中にも関わらずべちゃべちゃしゃべくる女子たちには評判がよかったようです。
ふぅーん。


〜アンコール

21.ギリギリchop(8/10,13)
  IT'S SHOWTIME!!(8/12)

〜MC〜

22.RUN
B'z MONSTER'S GARAGE repo.
再登場の時、稲葉さんは白の上下。2曲めではもう上は脱いでたけど。
トップスにはグッズの「MONSTER'S CHOPPER」の袖落としてタンクにしたものを着てましたな。ならタンクで売ってよってば。
パンツは初日mimiponが気にしていた裾にヒモがピロピロついたもの。おお…!

しかしギリチョでピンクのツアータオルぐるぐる回してる姿はやっぱりかっこいーわ。流行りますよそりゃ。おかげか、珍しくタオルも売り切れてたしねー。
っていうか今回売り切れてない方が少なかったんだけど。

売り切れ続出
こうなると残ってる方が恥ずかしい

今回稲葉さんは3日間ともまるきり同じ衣装っぽかったけど、松本さんは最終日のある1回だけ明るいデニムのベストを着てたふうであったよ。
だいたいモノトーンだったので覚える気にならなくてねー。でもセンターステージで見せてくれた笑顔は覚えてるからねー!忘れないからねー!


会場見取り図
会場の配置はこんな(だいたい)


ああ、私の夏祭りはこれで終わりだー…。


1日目記事 [最後に笑うのは俺だ]
2日目記事 [雨男は君だ]
もよろしくどうぞー


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B'z LIVE-GYM〜MONSTER'S GARAGE [2]雨男は君だ [ライブ・お芝居のこと]

B'z LIVE-GYM 2006
 MONSTER'S GARAGE in 東京ドーム2日目。
木曜それから1日休んで土日の3公演、の中日。今回ネタばれはちょっぴりね!

今日はぼっこしちゃんのご実家ファミリーにまぜてもらって動物園で遊んだあと、
落雷!のため止まった山手&京浜からメトロに振り替えて後楽園へ。
いやー龍神様ってば、勘弁して下さいよー。
「雨男は誰だ」って、自覚ないわけないっしょ!

ドームに着くと、ガチャガチャもいつものチケット販売所近くではなく
屋根のある、ラクーア近くの店舗前に移動していた。うんナイスジャッジ。

しかし階段の上に続く行列に並んでいるとスタッフが
「今から並んでも買えないかもしれない」とアナウンスしている。
時刻は4時すぎ。
まだ時間あるじゃーん、
そんなマニュアル通りなこと言ってちゃダメじゃーんと思っていたら
なんと個数が足りないらしい。
個人的には通常グッズも含め今回のデザインはイマイチ、と思っていたのだが、
やたらめったら品切れが目立つ気がする。
初日ですでに限定ショートパンツ、タンクのレディース、ポロが品切れだったしなあ。
売れてるんだか見込み違いなんだか知らないけど、
そんなことでいいのかなあ?という気もしますな。

ゆっくり気兼ねなく座れるトコ、
という観点から選んだ漫画喫茶で本末転倒になりそうになりながら休憩を取り、
万全の態勢で、さあ2日目開演!


…と、メニューが違う!

…んじゃないか?もしかして…。

えええ!B'zでもそんなことあるんだ、わー!なにが変わった!?あそこか?あわあわー


かように、
楽しみつつも微妙に頭の片隅に疑問を抱える形で終わってしまったのが残念。
ううむ、まだ鍛錬が足りない。


「3度も行くの!?」
とぼっこしちゃん父よりB'zバカの烙印をたまわったようですが、
こういうことがあるからやめられません。

明日は今日より楽しむぞー!


1日目記事 [最後に笑うのは俺だ]
3日目記事 [オチはいらない&東京まとめ]
もよろしくどうぞー


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B'z LIVE-GYM〜MONSTER'S GARAGE [1]最後に笑うのは俺だ! [ライブ・お芝居のこと]

B'z LIVE-GYM 2006
 MONSTER'S GARAGE in 東京ドーム初日!わーいわーい!!ネタばれもあるよ!

さて今日はDブロックではあってもなんとかアリーナ、
3日間のうちこの日だけというアリーナ、
なにやらチャンスがあるなら逃すまじ、とひっそり意気込んでいた。

席について、想像通り後ろだけどでもステージ結構近いなーよしよし!
なんて思っていたらバンドのみなさんが登場してきてアラびっくり。

もんのすごいデカいステージだったのだ。
そのために遠近感がすっかり狂っていたのだった。
小さい!小さいよ!みんな立つと客の後頭部しか見えないよ!どこどこどこにいるんだ!

狂った距離感のままだとセンター位置すらつかめないもんなのねー。
小パニックを起こしてまごまごぴょこぴょこしていたら
mimiponがそっと教えてくれてようやく焦点があう。さ、さんきゅー助かったー。

しかし、
このふたりの間からようやく見える、という位置にいたのがベタベタ蒸し暑いカップルで、
隣がべちゃべちゃ喋る女2人。
なんだなんだ、私は君らの人生見にきたんじゃないんだぞー!
いやもう、脳内で何度一徹返ししたことか。

そんな妨害にも負けず、
キリリとまとまった、いい感じに騒げるメニューのライブだったですな。
最新アルバムからは演る曲の方が少ないというのが常のB'zが
12/14曲もやったりしてびっくりだ。

しかも!
なんだか恒例になりつつあるセンターステージ、これが近かったんだよう!
椅子に膝かけてちょい身を乗り出していたけれど、
妨害なし×肉眼ではっきり見えたもんね!史上最高至近距離更新!!

質問タイム &「Happy Birthday」&「Brotherhood」の時
稲葉さんがずっと向こう向きだったのがちょっと残念だったですが全然いいもんね!
好きな「BLOWIN'」では正面だったし、
「Brotherhood」の時の松本さんの、
クラクラするくらいもんのすごくいい笑顔を至近距離で見られたのはナニモノにもかえがたく!!!!


もりもり盛り上がって終演後。
すっかり忘れていた意気込みをmimiponが思い出させてくれたので
「SPLASH!」の時に飛ばしていた銀紙をやしやし拾いに行くと。

B'z splash!-tape
名入りだ!

テープ状のものと四角いものを飛ばしてたと思うんだけど、
小さい方は正方形の普通の銀紙・オーロラタイプ、
それにこの長方形の名入れがあるようだ。
テープ状のはもう残ってなかったんだけど、どんなんだったんだろうなー。


ところであれっすね、
iPodを使い慣れてから、曲のタイトルを意識しなくなってたのを久々に反省しました。

稲葉さんが次の曲を紹介しようとして叫んだ「恋のー!?」という問いかけに

バカンス

しか浮かばないようじゃ…。

明後日からがんばろうっと。

《正解》
B'z MONSTER
発売日に新星堂でくれた名入り風船。
嬉しかったけど、これを持って買い物するのはすこぉし恥ずかしかった。


2日目記事 [雨男は君だ]
3日目記事 [オチはいらない&東京まとめ]
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分かりやすくてかまわない、NODA・MAP「贋作・罪と罰」 [ライブ・お芝居のこと]

半分の年齢の若手女優と結婚したというニュースが駆け巡った翌日、
見にいってきました野田秀樹。

今回も渋谷Bunkamura・シアターコクーンでの上演だが
ステージを前後から客席が挟み、
基本的には出待ちの役者も舞台下に並んだ椅子で待機、
効果音もそこで役者が出すというあけっぴろげな舞台。

それをなんとラッキーなことに、最前列で観劇してきましたよ!

最前列なんて初演の赤鬼以来かな?
あの時は本当に間近で、しかも見上げる形だったので
主役の富田靖子が白い足にいくつも青痣作ってるのがはっきり見えてしまって
妙にドキドキした覚えがある。

今回は最前といえどそんなに近くないし、
衣装も袴や着物なのでちょっと安心。

では少々ネタバレありな内容、始めます。

時代は幕末、明治維新直前。
女だてらに塾生である三条英(松たか子)は、自身の崇高な思想の元に一人の老婆を殺す。
しかし、現場を目撃した罪のないその妹までも手にかけたことで、彼女は揺らいでいく。

父親は早くに亡くなり、
没落華族出身の母と凡庸な妹を、家族の長として支えてきた少女時代。
のちには周囲からも篤く信頼され、増長していくエリート意識。

『人間はすべて凡人と非凡人との二つの範疇に分かたれ、
非凡人はその行動によって歴史に新しい時代をもたらす。
そして、それによって人類の幸福に貢献するのだから、
既成の道徳法律を踏み越える権利がある。(そして自分は非凡人だ)』

そうして周到に計画し、なしえた殺人だったが、心は彼女を許さなかった。
崩れ、惑う英を支える才谷梅太郎(=古田新太)。

いよいよ尊王倒幕の機運が高まり
成り上がりが暗躍、死んだと聞かされていた父が出現、坂本竜馬が無血革命へと奔走。

そんな中、ようやく彼女は懺悔し、出頭する。
やがて獄中から、初めて見せる花のような笑顔を浮かべ、遠く京の町にいる才谷に愛を語る。

…というのが大まかなあらすじだ。

思想とかいっといて最初に手にかける悪が金貸し婆ってお前小せぇよ、と思うのだが

1.ベースになっているドフトエフスキーの「罪と罰」がそうだから(未読)
2.野田氏の目前で撲殺された顔見知りの学生運動家へのオマージュ(パンフより)
3.じっさい小さかったから、でもそれでいいんだと思う(個人的な感想)

ということで、しょうがないだろう。
それにそんな小さいアラばっかり見てちゃダメじゃんっていうくらい、
人物像、場面、言葉、舞台での椅子の使い方がとても印象深い。

人物でいうとやはり最初は古田新太ですかねえ。
才谷 梅太郎、実は坂本竜馬の仮の姿という設定なんだけど、
いや何というかじつに懐が広い、非常にいい男なのだ。
お上と倒幕派志士との二重スパイで小金を稼ぎ、
貯めた金で慶喜公の横っ面をはたき大政奉還させちゃうって
…あれ?言葉にするとなんかビンボくさい?
古田マジックですかねえ。ひとかどの人物ってのやらせたら一級品ですよね。

あとは警察官(?)・都 司之助役の段田安則さん。
墓場での英との対決シーンはお見事。
油断していた訳ではないのに気付いたらナイフが目の前に迫っていた、て感じ。
動けば刺される、しかしこのままでもじきに刺される。じわじわと広がる恐怖感。
いやもうすごいよかったっすよ!

意外だったのは妹・智役の美波さん。
モデル出身の映画女優なんていうからああそう、と思っていたんだけど
いやどうしてどうしてやるじゃないの。
出番の多さの割に演りやすい役であったにせよ、
まだ二度目の舞台とは思えない堂々とした演技。

バカっぽく見えても人間として大事なところはきちんと持っていて、
ああ本当は英よりも、賢く正しいのは智なんじゃないかと思わせられたもん。

それに華があるのがいい。舞台にいるとつい見ちゃった。
パンフの写真見たら実際も美人さんだし、この人は大成するんじゃなかろうか。


言葉の響きも美しく、
置き方次第でベッドになりバリケードになる椅子使いも見事なこの芝居。

分かりやすい芝居を書くようになった野田秀樹を
老化による才能の枯渇、感性の鈍化の象徴のように思っていた時期があったのだけれど
今回は全く、何の抵抗もなく受け入れられた。
それには自分でも驚いている。
信念や理想のためにやせ我慢、なんてのは好きなテーマではあるのだが、…。
うん、まあいいや、何でも。

久しぶりの新作、準備が進んでいるようで、今は心からそれを楽しみにしている。
それがとても、嬉しい。


TRASH WORDS----------------------------------------------------------------------
◆三条姉妹、姉が「英」、妹が「智」、あわせて「英智」なのかな?
◆段田さんが舞台から舞台下の待機用の椅子に「とうっ」って飛び下りたのが
 妙におかしくて、舞台にいた古田さんがアドリブで突っ込もうかな…として
 たんだけど、宇梶さんの台詞の方が一拍早く、芝居が続行されてしまったの
 が今回一番の心残り。ツッコミ見たかった!
◆松たか子が目の前に座ったのだけど、照れくさくて顔が見られませんでした。
 そのかわりぷっくりした頬のラインと耳ばかり見てましたが、今考えるとな
 んか逆にフェチっぽいような気がする。
◆初演の主役はあの人だったんですね。私、それで行かなかったんだな。しかし
 このタイミング、なんか今回この作品を選んだことを深読みしてしまいたくな
 るね。
◆あて書きだったのかな…。それっぽくねえ?
◆褒める人多いけど、大げさなだけな気がして私は好きじゃないな。


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まだ盛りあがってたり [ライブ・お芝居のこと]

お、「iPod nano」、日経新聞で全面広告だ…んー?

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なんか気になる…?

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B'z[CIRCLE OF ROCK]東京ドーム03/まとめてみるよ [ライブ・お芝居のこと]

B'zのLIVE GYM 2005、[CIRCLE OF ROCK] in 東京ドーム3日目。マイラス!

3日目・東京楽日の今日は
雷のせいでMacが使えなかった初日の夜に
沸き上がる気持ちを押さえられず描き始めたイタズラ書きを交え、
3日間の総括&ネタバレ&ファッションチェックなどもお送りします!完全に開き直ったぞ!
長くてひとりよがりでスマン!間違って覚えてたらスマン!
でもついてこいやー!


B'z05ツアトラ
夕闇の中のツアトラとドームホテル

今日は1階スタンド8列目(実質5列目)。
うひゃー近い!近いよ!期待してなかったけど結構いいじゃん!

ちょっと斜めの位置なので、スクリーンや鉄骨くんのライトが見えにくいが
この場所なら全然オッケーっしょ!

センターステージはどこに座っても結構近く感じられて、なかなかいいかもしんないね。

ふと気付くと、
前に座っている人が着ている「LOVE BOMB Tシャツ」のバックプリントの♪が
反転した状態になっていた。
うわやっべー(?)、ミスプリ?と見回すと、半々の割合で2種類が混じっている。
何枚取りか分かんないけど、いくらなんでも間違いにしちゃ多すぎないか?
なんだろう、…東京ドームのレアとか?
(追記:やはりミスプリだったらしい。発見早いね私、やっぱ職業柄?
    ぜひ次回、その分でTシャツ安くしてくださーい)

さて3日目ともなれば慣れたもので、もしやもしやもしやもしや!
と期待していた通り、一番近くの花道が
ラストの「ultra soul」の時にするするするっとフェンスギリギリまで伸びてきて、
壇上に現れたのは…やっぱり稲葉さんだ!うわー!!うわー!!!うわー!!!!
激近という訳でも真正面という訳でもなかったのに
なぜかまっすぐにこちら側を見てくれていたので超ラッキー!
ああ、アドレナリン惜しまない3日間のいいシメになったよ…。


というわけでセットリスト順に、3日分の思うところをつらつらといってみよー。

SE〜THE CIRCLE
X
パルス
Fever
B'z
整列入場だからか、稲葉さんの表情固めなのが見どころな今回のオープニング、の服。
松本さんは3日間とも同じだと思ってたのだが
mimiponによるとこまっかーく違うらしい。そうだったんだアハハー。
衿がVだったか丸だったかUだったかも、私は定かじゃないよアハハー。
稲葉さんのジャケットのラペルもシャツも適当だ!まあ定番な型だったから問題ないだろー。
3日目のド紫のスーツは幕張初日と一緒、かな?
とりあえず今回はビカビカのシャツ&ネクタイ&バックルが印象的。
ハリウッドセレブのbringbringてヤツでしょうか?
「イカロス」前にジャケットを脱ぐのだが(初日以外はタイも)、
ネクタイも外すなら、今度シャツはドゥエ・ボットーニにしよう!衿はワイドで!
絶対似合うと思うの、糸は赤か黒でお願い。台衿高いと歌いにくいかなあ。

【ドゥエ・ボットーニ】
台衿の高いシャツ。そのため台衿にボタンが2ヶ、ナイスなバランスでついている。
ボタンホールやボタンつけ糸を赤など目立つ色にして、イタリア伊達男ふうに仕上げるのがカッコいい。
ネクタイを外してもきまるので、クールビズにもオススメ。
B'z

イカロス
アクアブルー
睡蓮
Mannequin Village
哀しきdreamer
「イカロス」はこちら参照。
今日3日目は回転するステージを“生き物のよう”と表現していた稲葉さん。
それに対し「人が動かしてるの?」とmimipon。
…多分、それはナイ。

ソロ「正面衝突」やソロツアー「en」から
分かりやすいセクスィー路線を導入し始めている稲葉サマですが、
「Mannequin Village」で裸のマネキンを撫でる姿をご披露。
でもなんっかエロくないんだよなあ、
これはB'zのアーティストイメージを崩さないためか、
照れか、それとももともと淡白なのか、
しかしマジで人形撫で回されてもなあ、
なんて邪念がつきないので出来たらやめてほしい。
歌に集中したいんですよ私は。ええホントに。

BLACK AND WHITE
ALONE
今夜月の見える丘に
HAPPY BIRTHDAY
Love me,I love you

「BLACK AND WHITE」は薄闇の中、
黒装束の人々が炎をかざして蠢くという秘密結社のごときアヤしい雰囲気。
そこに響くあの体が震えるような叫びがなかなかヨロシイ、
…のだがややキーボードの音が大きすぎたような気がする。
いっそナマ声だけの方が艶かしくてよかったのでは。
さて暗転のスキに今度はシャツを脱いで白タンクに。
3日間とも同じブランドのもののようですが、2日目はほとんど確認できず。
ああ鉄塔がニクイ。

B'z
「BLACK AND WHITE」のラスト、
ジャジャッジャッジャジャ!に合わせてのマイクパフォーマンスがかっこエかったっスー。


ねがい
 〜TAKソロ
  〜ねがい
juice
IT'S SHOWTIME!!
愛のバクダン
「ねがい」の途中で二人ともハケて衣装替え。
松本さんは面白みに欠けると言ってしまいたくなるほど
大体何着ても「The 松本!」になるという安定感のありすぎる着こなしの人ですが、
白シャツ&帽子が一番らしいしカッコイイのではないかと。
特にテンガロン、とってもお似合いデス。
絶対鏡の前で練習してるよなー、と思うくらい、再登場のポーズもかっこよかった!

B'z
稲葉さんは初日・二日目はグッズの赤いタンク×白パンツ、
なのになぜか最終日だけ黒タンク。
お揃いを着てきたつもりの隣人の、ガッカリした様子が目に浮かびました。ぷふ。
稲葉さんが「juice」のイントロ&サビに合わせて
ステージをめちゃくちゃな早さでぐーるぐる回ってるの、なんか楽しかったよー。
でもさすがに右手でぎゅっと支えをつかんで、マイクは左手に持って歌ってましたね。
安全第一。


[アンコール]
 OCEAN
 BANZAI
 ultra soul
B'z
登場〜「OCEAN」の時はボタンもあまり開けず、シャツもパンツにイン。
着崩したのは「BANZAI」前だからホントは嘘ですなコレは。
初日は黒×黒?、
3日目は黒(背に金ネーム)×白というホストかヤクザ崩れっぽいコーデと比べ、
2日目の黄色×加工ジーンズというのは異色では?
ドクロとか、いくつかアップリケしてあったらしいね、
私は破いてあるのしか分からなかったよー。残念。
…アレ?松本さんはドコ?


大体の立ち位置なんかはこんな感じ、だった…と思う。

CIRCLE OF ROCK-立ち位置
向こう側で「今夜月の見える丘に」かな?情報求む。

イヤー楽しかったですねえ。
自分でもちょっとイタイ人っぽいと思うくらい、ここでも盛り上がってるしなー。
どうしたことでしょう?社会復帰できるだろうか。

ドキドキしつつとても淋しい、夏もライブもこれでもう終わりだー…。



1日目記事 [我らが龍神様ドームで大暴れ!]
2日目記事 [ハンパじゃねぇな回転寿司]

アリーナツアーin幕張(7/6)
アリーナツアーin幕張(7/7)も、ヨロシクどーぞ☆


Special THANKS! ぼっこしだいくmimipon


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B'z[CIRCLE OF ROCK]東京ドーム01/我らが竜神様ドームで大暴れ! [ライブ・お芝居のこと]

今日はライブログー。
B'zのLIVE GYM 2005、[CIRCLE OF ROCK] in 東京ドーム1日目。ハラショー!

日・月・水とライブがあるのですが
うまい具合に3日間ともチケットが取れたので大ラッキー。
特に初日の本日はB'zとしては久々のアリーナ席で
がっかりしないようにと諌めても弾むココロがおさえられない日々を
過ごしたり過ごさなかったりしてイヤあっという間に当日ですワ。

ツアー看板
ネタバレがあるので見たくない人は飛ばしてね!

ライブ前にごはんを食べるつもりで、まだ日も高いうちに家を出た。
それなのに途中の駅で雨の匂いがしてきて、驚いて車窓から外を見ると、
…豪雨だった。
背なの龍神が啼いてるぜ!って感じ?ハハハハハ…。全くもうやめてほしーな!

ゆっくりごはんなど食べてからドームに移動しmimiponと合流。
そこで早くドームに来ていたmimiponは雨を知らないという驚愕の事態発生。
2駅隣の秋葉原で大雨だったのに、水道橋では降ってないって一体…。

ガチャガチャに再々トライし、
出たり出なかったり交換してもらったりして結局欲しいものは全部取り、
ドームから増えたグッズの中から手ぬぐいを買う。
薄いのに水吸うし乾きも早いし柄もおもしろく使ってて楽しい手ぬぐいは
普段から愛用しているからまあいいけれど(身勝手)、
ドーム用パンフが新発売ってなんだ!
そういうグッズは認めたくないな!許せないな!大体パンフばっかり買えないよぅ(本音)

ゆったりと6時頃ドーム入り。
ドームの真ん中にしつらえたセンターステージ・X字の花道は先日行った幕張と同じだが、
舞台は今回は正円っぽい。
ちょうちんフグのようなイガイガのついた白くて丸い飾りがランダムに吊られてたり、
☆を突き抜けるツアーロゴがついたでっかい鉄塔がにょきにょき生えていたりして、
うわあなんかゴーカ!楽しい!移動遊園地みたい!

飾り
落書きノートより

舞台上のシルバーのトラスもおもろい形だなーと思って見ていたのだが
開演までに何度かスクリーンに流れた映像によれば、
ヒト型トラスの鉄骨くん(勝手に命名)たちがみずから舞台を組み
しかもその中の一対が巨大化、腕を大きく広げ、互いの手を組むような形で合体!
したものだった。

飾り
落書きノートより。こんなん公開して仕事なくなったらどうしよう。

二人一組でガチンコっていうと、これはもしかしてB'zを表してるのかな、
なんて思ってみたりしているうちに、いよいよ開演です!


今回はホール→アリーナ→ドームと、キャパを段々に広くしていくツアー。
幕張のアリーナツアーと話に聞いたホールツアーの内容がほとんどかわらないので
ドームも大して変わらんやろと思っていたところ、
「X」がオープニングに追加され
「Sanctuary」「さまよえる蒼い弾丸」がカット、というワタクシ的には大いなる変化が。

正直「X」より、カットされた2曲の方が聴きたかったなー。
「さま弾」はともかく、アルバム曲の「Sanctuary」はしばらく機会がないだろうなあ。ちぇ。
まあアリーナ&ドームの両方行けた身としては、3曲も聴けてラッキー♪と思おっと。

演出的にはさすがドーム、花火・火柱の特効バリバリ。
鉄骨くんの背面にはLEDが仕込んであったようで、
曲に合わせてピカピカ光り、虹色の「HappyBirthday」なんかめちゃくちゃ綺麗!

冗談で
「アレが割れて、中からなんか出てくるんだよ、くす玉みたく」
と言っていたちょうちんフグが、
「愛のバクダン」のとき気球船につつかれるという「演出」で本当に割れて
中からハート型の風船&紙吹雪が舞った時はドキドキ。的中!
でも近くだったので拾えるかと期待して歌に集中できんかったし、
なのに風船取れなかったし、一兎をも得ず。

エエイもっとたくさん落っことしてくれ!!
 #紙吹雪だけ拾ったから、毛3本くらいはゲットしたかも?


さて今日のライブを一言で表すならば
「どうしたイナバ!」
だろうやっぱり。

まず歌詞を間違えるということがないあの稲葉様が、
私が気付いただけで3回トチったというのは本当に珍しい。

◆「パルス」の出だしが思いっきり飛んだ。
  “みんなはどこに”から歌い出したように思う。マイクの故障かと思った。
   そうかマイクの故障かも。ほらスイッチ入ってなかったとか。
(信じたくないらしい)

◆「Black and White」の一番のアタマ、
  “グラスを割ったホシを捜すんだろつかまえてごらん”を
   →二番の“磨いたばかりの愛車に傷をつけられ夜も眠れない”に。

◆間奏の後のもうワンフレーズの出トチリ(最後の方、曲名は忘れた)

お昼に「モンブラン」が出ずに
ぼっこしちゃんに加齢だと斬られたワタクシとお揃いですかねぇ、えへへ。

イヤそれよりあれか、回転のショックか?
丸いドームだからステージが正円なのだろう、と思っていたのだが、
…ついにステージが回ったのだ!歌う稲葉、弾く松本を乗せてぐるぐると!

4曲目の「イカロス」から回り始めたのだが、
…なんというか、イヤもうなんともいえないテンポと途中の転調がさ、…。

ビミョーな感じがやたらおかしかったので
ざっくり作ってしまいました。
心象風景が伝われば幸いですが、マ見なくていいや。あんまオチないし。
 ※1番でループします(音は出ません)


「そういう日本にしたいのです!B'zに清き一票を!」(確かそんな)
なんて時勢を反映したすべりぎみのMCもおもろかったし、
「BANZAI」でCOR旗(勝手に命名)がバックスクリーンに掲揚されるときの敬礼
(外国人のサッカー選手なんかがよくやる、胸に手をあてるタイプ)姿に胸板厚すぎ!
なんて邪念もありつつ、メチャメチャ盛りあがったぞー。イエー。

この日深夜、
集中豪雨の被害に遭われた方々に心よりお詫びを申し上げて1日目はお開きにします。
うちも雷がなかなか止まなかったデス。
渚園の台風といい、そのパワーをもっと有効に使えないモンだろうか。



2日目記事 [ハンパじゃねぇな!回転寿司]
3日目記事 [まとめてみるよ]

アリーナツアーin幕張(7/6)
アリーナツアーin幕張(7/7)も、ヨロシクどーぞ☆


Special THANKS! ぼっこしだいくmimipon


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才能という子供〜「モーツァルト!」を見て [ライブ・お芝居のこと]

天才というものに憧れている。

スポーツ新聞やワイドショーで浪費されてるようなチンケな天才ではない。
死後100年も200年も名前が生き続けるような天賦の才、というヤツだ。

昔モーツァルトを描いた名作映画「アマデウス」を見た時に思った。ああダメだ、と。
下品で子供じみた阿呆が紡ぎ出す天使の歌声のような音楽。
努力や礼儀作法なんて全く意味がなくなる、あれこそがまぎれもない本物の輝き。

ダメだ、人間が違う。
別に音楽を志したことはないけれど、
幸せじゃなくても、畳の上で死ねなくても、イヤあっちに畳ないだろうが、
天才に生まれつきたかったと思った。

まあそれ以降、「CMで使うクラシック」なんてものを借りて聞くくらいには
モーツァルトはあこがれのひとだ。

帝劇でやっているミュージカル「モーツァルト!」は
松たか子が出るということでTVでよく取り上げられた初演の時にちょっと考えたが、
彼女にもミュージカルにもそれほど興味がなかったのでスルーしていた。

何年も経って、
ダブルキャストの主役の一人がSHIROHの主役だったあの人で、
坂を転げ落ちるようにその人のファンになった友人のお誘いで見に行くことになるとは、
イヤイヤじんせいって面白いモンですねー。

ミュージカルはあまり見ないので、
演劇派からの視点でちょっと感想などを申し述べてみます。
長いです。ネタばれあります。この先は自己責任でどうぞー。

さぞかし美しいムジークが堪能出来るのだろうと思っていたら
モーツァルトが作った曲はちょっぴり流れるだけとサイトに書いてあった。
おかげでがっかりの準備はできていたものの、
ほんっとーにちょっぴりだったのでやっぱりがっかりしてしまった。

せっかくモーツァルトなんだから、もう少し効果的な使い方が出来るような気がする。

ラスト、才能に食い殺されるシーンで
ほとばしる血のように流れたモーツァルトメドレーがめちゃくちゃよかったのだ。
アレを考えると、最後の感動の為に取っておくべきか、
他のシーンにも入れろというべきかはちょっと悩むところではありますがね。

作中には才能の具現化として、
青年モーツァルト(=ヴォルフガング)の傍で
話の進行とは関係なく、ずっと作曲をしている子役(=アマデ)が出てくる。
才能がコドモの姿でもう一人いるっていうのは納得のいく設定だ。

モーツァルトは作曲するとき、尋常では考えられないスピードで
しかもほとんど訂正のない美しい楽譜を書いたという。
妻・コンスタンツェと世間話をしながら楽譜を書いたという逸話もある人だからねえ、
実際に頭の中にはふたりくらいいたのかもしんないよな。
子供のままの無邪気な才能っていうのも、クリエーターには羨望ものだし。

残念だったのは
モーツァルトが今成功しているのかどうかのメリハリが甘い感じだったことかな。
神童--使用人--大成功--没落という波瀾万丈の人生を送った人だけれど
そういう感じがあんまり伝わってこなかった。

皇帝陛下の御前でのオペラシーンがちらっとあったけど、
周囲の人たちの顔ぶれが増えたり変わったりはしないし、
ザルツブルグの一介の宮廷音楽家だった頃から彼に固執している領主、
コロレド大司教の態度も変わらない。

歌詞には書いてあるのかもしれないけど、
歌詞って一回じゃ聞き取れないから、演出でもいろいろ分からせてほしいなあ。

ミュージカルって
わーわーバカ騒ぎしてるだけでストーリーは単なる流れのイメージだから
それでいいのかもしんないけど、私にはもったいなくてしょうがないね。

キャストだとキラキラ素敵なドレスの男爵夫人にほれぼれ。
ハイソ感むんむん、歌もお上手、アントワネットさまみたいー。すてきー。

と、そういえば確か「ベルサイユのばら」には
モーツァルトが少女アントワネットにプロポーズしたというコネタが載っていた。
アマデが着ている大礼服はその母マリア・テレジアから戴いたものだというから、
うむ、きっとその時なんだな!
この雑学リングがピチンとはまった感じ、雑学派にはたまりませんね。

ああそうだ、終演後、拍手をする観客にタイミングを教えてくれる
陽気な指揮者の方もおもしろかったデス。

さて大人で凡人の私は努力でもすっか…。


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"CIRCLE OF ROCK" in 幕張 2nd [ライブ・お芝居のこと]

今日は二日めなのでめちゃめちゃ余裕!
仕事中も電車も慌てることなく、ガチャガチャにも再チャレンジ。
ライブも昨日と見比べつつ、おもいっきり楽しんだぞーう。

今日もネタバレありですので、読みたくなければ飛ばしてクダサイ。

ワイルドベリー
♪昨日とおなじシンキングタイム♪

さて今日はB'zのLIVE-GYM、
"CIRCLE OF ROCK" in幕張ふつかめです。

角度が変わり高さが上がったので
昨日よりは客観的に、落ち着いて見られちゃいましたね。

円だと思っていたステージも、正確には会場と平行した細長の楕円形だったのでびっくり。
ちょうど大文字Xのクロス部分に
2段のホールケーキが乗ってる感じと言えば分かりやすいかな。

相撲取りのように、バンドのみなさんが会場の角から入場してくる今ツアー。
今日は真正面なのでじっくり様子が見られると思ってたのに
昨日と変わって、同サイドのしかも向こう側からの入場だったので
またよく見られなかったよ。残・念!

あとはオープニングの衣装ね。
ヒいちゃいそうなくらい毒々しい紫のスーツを着てた稲葉さん、
今日はうってかわって渋い感じでカッコええ。

昨日はその紫どうよどうよ!(でも似合ってはいる)と心でツッコミまくっていたのだが、
あの紫のスーツに紫のライトで歌う「Fever」はなかなかムーディ★で
アレも結構よかったんだな、とじんわり思ったりした。

比べて見ると色々分かるような気がして面白いよなー。

楕円形のステージをぐるぐる回りながらの演奏、
立ち位置はどれくらい厳密か、と思って見ていたが、
私の記憶にある限り、1回以外はほぼ同じ場所だった。
ちょっと淋しい気もするが、都合とかイロイロあるんだろうしなあ。覚えるの大変そう。

そうだ余所の会場では
「Mannequin Village」や「哀しきdreamer」
のノリが悪かったと昨日聞いたので気をつけてみたら、あ、確かに。
ファンクラブの子が多そうなアリーナ席も微妙な動き。

やっぱり古い歌はきついんですな。
iPodにすると網羅できて便利ですよーぅ。みなさんゼヒ、とススメたくなりました。

私は変なタイミングで発売された「BANZAI」の歌詞の方が怪しくて
家で復習しちゃったぜ。
そういや「Mannequin Village」の台詞、あれはなんて言ってるんだろ?
原曲とは違うので必死になって聞いてたけど分かんなかったな。


ところで、
今日の隣の子は私語の多いきゃーきゃーちゃんだったのでやや困ったな、
と思っていたのだが、騒ぐタイミングがどうもズレてる。
ん?と思ってタイミングをはかってたら、なんとサポートの人の鬼ファン!

おおお。天下のB'zを前にして、豪気だねぇ。
なんとなくあったかい目で見守ってしまいましたわ。ハハハ。


ガンガンわき上がってくる楽しい気持ちと、そこはかとなく広がる淋しさ。
ライブの終わりは風に吹かれているようだといつも思う。
この風に乗ってゴーゴーだ!


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"CIRCLE OF ROCK" in 幕張 1st [ライブ・お芝居のこと]

満面・満身にダラダラかいた汗をさっぱりと洗い流し、ビールを飲みつつ思い出し笑い。
至福のひとときである。

さて今日はひさびさB'zのLIVE-GYM!
"CIRCLE OF ROCK" in幕張いちにちめです。

ネタばれありなので、知りたくない人は飛ばしてください。

いいところでアオリの台詞を入れ、
しかも再開後も前の場面をもう一度入れて結末は尻すぼみという
つまらないバラエティのCM手法みたいな「続きを読む」がキライなもので、
アナログな手法でいくぜです。

ワイルドベリー
♪シンキングタイム♪

はい、よろしいでしょうか。

ツアー名にアルバム名を冠してる割に
アルバム曲を演奏することが少なかったりしたこともあるB'zなんで、
今回はどうかと勝手に注目してみたり。

【"THE CIRCLE"の中でやった曲】
THE CIRCLE(イントロだけ)
パルス
愛のバクダン
アクアブルー
睡蓮
Sanctuary
Fever
イカロス
BLACK AND WHITE

【"THE CIRCLE"の中でやらなかった曲】
X
Fly The Flag
白い火花
Brighter Day

実際に聴いてる時はやや少なめか?と思ったが、9(8.2くらいかも):4?
どうだろう、少ない…のかな?
今まで数字にしたことなかったから逆に分かんなくなったや。

ところで、「X」という曲名を見た時は
ライブでは手をバッテンにして飛ばなきゃダメか?と逡巡してたのだが
杞憂に終わってほっとしたようながっかりしたような…。


さて、気を取り直して。
幕張イベントホールはアリーナ部分の中央にステージ。
ぐるっと取り囲む形で観客が入ります。

ステージは中華料理の円卓に、放射線状に四本の埠頭がついた感じ?
基本的には料理が乗って回転する部分にサポメンが乗って(※全体は回転しない)、
大外、取り皿を乗せる部分を、稲葉さん・松本さんがぐるぐる回って演奏。
1階の割と前の席だったので
ステージと距離が近い!のはもとより、普段より高さが近かったので嬉しかったー♪
せつなげなHelloという声がいい「Sanctuary」も正面で聴けたしね!

のではあるが、

サポメンやドラムセットの向こうにチラチラ見える稲葉さん

だとか

後ろ姿の稲葉さん

だとか

他の人に話しかけてる・笑いかけてる稲葉さん

を(普段より)同じ目線の高さで見ていると、


気付かれないようにひっそりと、いつもあの人を見つめてしまうの


なんて片思い的な気分で、なんだかせつなくなってみたり。
これはセンターステージの弊害ですよ!

ハイすいません、おおげさでしたね。


なんで今?と思った「Mannequin Village」や
タイトル忘れてiTunes探した「哀しきdreamer[FIREBALLの#2]」
など過去の名曲多めなところ、
夏らしくぱーっっと楽しめる曲が最後にダーっとくるところなど見どころ十分だが、
個人的には一番のポイントは
「BLACK AND WHITE」の最初の“あ〜ああああああああああ〜”だと思う。
ああなんて声を出すんだこの人は!

床、揺れてる

って思って初めて、自分が呆然と立ちつくしているのに気がついたくらい。
いやもう、心臓わしづかみされる声だったなああ。

MCは、台本通り感いっぱいでちょっと残念だけど。
いやもう楽しかったよ!楽しみましたよ!!
明日もあると思うとしあわせー。


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