名古屋におのぼりさん [めしのこと]
また名古屋へ日帰りのお出かけ。
昼過ぎからの約束だったので、先入りして少し観光することにした。
名古屋はこれで3回目だけど、
前の2回とも駅近でそれっぽいものを食べただけで、観光は初めて。わーい。
お城と迷ったけど、移動が楽な熱田神宮に行ってみました。
名古屋駅から数分、「神宮前」という観光客には説明不足の駅を降りると、
そこはどしゃぶりだった。ざっぱー。
足が濡れるとテンションが下がるので、
駅前から信号の方へ移動しただけでもうすっかりナーバスになっていた。
このまま帰ってしまおうかと真剣に検討したが、
ただひたすらもったいない、という貧乏根性が歩を進めさせた。
…ものの、傘にへばりついてざかざか歩いてるもんだから
一本前の入口から入ったことに気付かず(参拝はここじゃないって書いてくれ!)、
どうやっても結婚式場みたいなところや関係者以外立入禁止のような所にしかいけない。
すっかりズブ濡れになって開き直った頃にようやく気付き、参道へたどり着いた。
三種の神器のひとつ、草薙神剣の御鎮座に始まる歴史ある尾張の大社・熱田神宮は
当然信長との縁も深かった。
雨粒も通さないほど深い杜の中のを歩きながら、
信長もここを馬で走ったりしたのかなあと妄想していたら本宮到着。
この頃雨があがった。やった!といいたいのを足が強固に反対する
外玉垣御門(とのたまがきごもん)
本宮は「外玉垣」「内玉垣」「瑞垣」(みずがき)の三重の垣で守られた内にあるらしい。
拝所は上の写真、「外玉垣」の御門前なので、覗いてもなにがなにやらですが。
いいね、神社さんはいいねー。背筋伸びる感じするよねー。
宝物殿にもよりました。300円。
月替わりのテーマで展示品を変えるらしく、
今月は「虫干し」にちなんだものを展示してあるようだった。
コンパクトなスペースに、名家から寄贈された国文重文の嵐。
ここは好きなひとにはかなり楽しめるでしょう!
「饗応の準備マニュアル」(塩・醤油・酢の配置が書いてあったりする)みたいなのと
足の細工がきれいな5本足の鏡台、それにやっぱり日本刀がね!キレイだー。
ほーっとため息をつきながら出てきたら時間はお昼前。
境内になんかあったはず、と思っていたらそうだ、ここだ!
宮きしめーん
森博嗣の犀川教授シリーズにも出てきた宮きしめん。
なかなか風情ある感じ、いいじゃないですか!
山菜きしめん¥650
そういえばこれが日本本来のオープンカフェだな、と
葉ずれの音と鳥の声を聞きながらすする。
だしのきいたつゆがうまい。ほっとするねぇ。
帰り際ふりむくと東の鳥居
雨上がりの空の下、りらりらと名古屋へ戻る。駅近くでもう一個見たいものがあったのだ。
それは
ナナちゃんだ!
これも犀川教授シリーズで存在を知ったナナちゃん。
彼女は名鉄百貨店の別館、セブン館のマスコットガール(?)で、
1階のアーケードのところにどどーんといらっしゃる有名人だ。
本物を見たら共感できるかと思ったが、
でかい、白い、細長い、やっぱりちょっと怖いよ!
よくこれが採用になったよなあ。まったくこの大英断には拍手だ。私なら反対するよ多分。
お洋服は季節により着替えるようで、
今日はセール期間に着るはっぴに、交通安全の旗をお持ちになっておられた。
(名鉄のナナちゃんコンテンツで調べてみました)ほえー。
順調に用事も済ませ、名古屋駅に戻ると地下街「キッチンみなみ」で気楽に夕食。
味噌カツ定食を
なのですが名古屋に戻る途中で菓子パン食べたために結構お腹いっぱいだったのが残念。
お腹が空いてたら味噌カツ×海老フライ×手羽先の名古屋名物セットで飲みたかったよ。
次があったら行こっと。
うっかり指定券を発行し忘れて、
新幹線の出発まで1時間以上待たねばならぬという超ミスをしでかしたため
ゆっくりお土産を見たり、
名古屋高島屋のレストラン街でiPodのゲームをしたりして時間をつぶしようやく帰宅。
血迷って買った普通のの倍くらいするお高いういろ
味はね、
普通のういろで十分だということが分かったということで!
やっぱり知らない街に行くのはたのしいね。今度は仙台でも行くか!
たまには私もお茶したいわ、とか
-----思い出し日記*2006.07.17/20060902著
Be TARO! [千秋楽] [いろいろのこと]
先日岡本太郎の壁画「明日の神話」を見にいった後、少しは解説を読んだりした。
ほぼ日でやってる中沢新一先生の解説動画なんかも見た。
いつかどこかで聞いた
「生きることは死をゴールにしたマラソン」を少々曲解して持論としているワタクシとしては
全体的には大変おもしろく納得のいくお話だったが
“岡本太郎の思考のそばまで”はよらなくてよかったかなー、と少し残念。
テレビを通じてでも、生きているうちに会えたカリスマ性のある真の芸術家、
っていうと我々世代としては岡本太郎が唯一な気がする。
臆病な子供時分だったから「このおじさん、ヘン」というのが先に立ったし
あれはある程度パフォーマンスらしいというのは聞いているけれど
岡本太郎に関しては思想とか理論から読み解くよりも、
あの変わったおじさんが作る、奇妙に愛らしいものを愛でるという
スレスレでも同世代に生きた人間に許されるリアルな他人感覚の方を大事にしたいなあ。
そんなこんな+疑問点もあるし、もう一度見ておきたいなあ、
締切からいくと最終日なら行けるんじゃないかなあと様子を窺っていたら、
とんでもないことになってしまった。
毎日閉幕の際には「蛍の光」代わりに
オリジナル・ラブの田島貴男番長の曲を流しているそうだが
最終日にはその田島番長がやってきて生歌を歌うのだという。
なんて余計なことを!
私は壁画が見たいだけなのに、
ただでさえ混みそうなのに田島ファンが押し掛けちゃうじゃん!
田島貴男なんて見たくないのに!
(ごめん、これは嘘。生歌聞きたいです。すごい好きな歌あったんだけどタイトル忘れて買えない)
これじゃ壁画鑑賞どころじゃないしどうしようかなあと思っていたけれど
皮肉にもこういう時に限ってエアポケットのようにぽっかりと、急ぎの仕事が入らない。
これは運命、と思うことにして、近所で買い物してからふらりと寄ってみることにした。
買い物が長引いた上に夕方に起きた地震で少し電車が詰まっていてはらはらしたが、
19:00終了の4分前くらいに現地到着。
…予想通りステージ前に通じる道は黒山の人だかり。
左右にある階段にも人がへばりついている。
時間もないことだし、と手近の階段(壁画向かって左、TULLY'sの方)をあがり
少しだけ余裕のあった2.5階の踊り場でフィナーレイベントでも鑑賞することにする。
前に見に来た時にあがったステージにはキャンドルの灯がともっている。
暗がりでライトアップ、しかも急角度から見る「明日の神話」も悪くないなと見ていると
さくさくと田島貴男が出てきた。
ドモドモ!って感じで一礼すると「明日の神話」を朗々と歌い出した。
ピンボケは多めにみるように、なんせ骨董目前の縦型FinePix
さすが、いい声だなあ!と聞き惚れていたら、
歌の途中でカーテンがゆっくり閉められようとしていた。
またしばらく隠遁生活なんだね、そういうの似合わないよね、
はやくみんなが見てくれる場所に行けるといいね、
と思っていたら田島番長は後ろを向き直り、壁画に向かって歌いかけ始めた。
これは気持ち入るだろうなあ!
そして歌い終わると、出てきた時と同じようにさくさく帰っていった。
それで終わり。
なかなか潔いフィナーレだったし、これはこれで参加できてよかったな。
ただもうちょっと早くアナウンスしてくれたら、
なんとか別の日にしたのにと思わんでもない。
前回聞いた「笑ってる」というのがなんか腑に落ちなくてねえ。
あの焼かれる骸骨にはどんな感情もなく、
それは生き物としてただ当たり前に、生に尽き死を迎えることの美しさに見える。
だからもう一度見てみたかったんだけど。
こうなったらいつかまた会えることを楽しみにしよう。
それはそれでおもしろいかもしんない。
追記:「笑ってる」って岡本太郎が言ったことらしい?
ちらっと看板に書いてあったの見えた気がする。立ち止まるなと注意されたんで読み直せなかったのだが。
作った本人が笑ってるんだって言ってるのに違うっていうのも変な人だー。
この夏はスムージーの夏 [めしのこと]
マイブーム、ってそういえば死語?
今年はこればっか飲んでました、お手製のスムージー!
おきにいりはマンゴーバナナ
バナナの甘さを楽しんでひとくち飲み終わると、すうっとマンゴーのすっぱさが!
きゃーきゃーきゃー。
先日買ったCuisinart、たのしい、べんり、ちょーすきー、って感じですよ。
ホント買っといてよかったよー。
ま冷凍フルーツ対応なら
フードプロセッサじゃなくてミキサーでもいけるだろうと思いますが。
ぜひぜひみなさまも一度!
一人分ならば
冷凍マンゴー10カケほどをまずガーッとなめらかにして、
それにちぎったバナナ1本を入れて再びON。
このままジェラートふうに食べてもおいしいんだけど
牛乳でほどよい濃度にのばしてスムージー!イェイ!
果肉を荒みじんにして食感を楽しんだり、牛乳をヨーグルトに変えてみたりと
お手製ならではの細かいアレンジができるのがまたオツというものですや。
バナナは輪切りにして冷凍しておくとさらにヒエヒエ!
ジェラートにして食べるなら冷凍バナナがオススメ。
スムージーなら常温、もしくは冷蔵で可。そのぶん牛乳はキンキンに冷えたのをね!
冬になったらあったかいポタージュとか作りたいなあ。わくわく。